ニコン Nikon NIKKOR 85mm F2 Ai-s 前玉・後玉の分解方法

 

「Nikon NIKKOR 85mm F2 Ai-s」を分解してみたいけど、どうすればいいかな。

実際に分解しようとしたけど上手くいかない…

そんな状況になっていませんか?

 

安心してください。

こちらの記事では「ニコン Nikon NIKKOR 85mm F2 Ai-s」の前玉と後玉の分解方法を写真を用いて解説していきます。

この記事を見れば前玉と後玉の分解方法がわかりますので、ぜひ、参考にして実践してください。

 

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それではいきますね。

 

ニコン Nikon NIKKOR 85mm F2 Ai-s 分解にあたり

こちらのレンズは比較的、簡単に分解できるので初心者の方にもおすすめです。

ちなみに、古いNIKKORでは大きく分けてAi-sとAiと非Aiの3種類があります。

こちらの見分け方は私の以下記事で紹介していますのでご参考ください。

【ニコン】非Ai・Ai・Ai改・Ai-s レンズの見た目の違いと見分け方を解説!

 

 

ニコン Nikon NIKKOR 85mm F2 Ai-s 前玉の分解方法

それでは、前玉の分解からいきましょう。

まず、フォーカスリングを回してください。

そうすると、鏡胴が伸びてくるのですが、そうすることでサイドにあるイモネジが見えてきます。

そのイモネジをマイナスドライバーで外してください。

(今回の個体はもともとイモネジが外れていたので作業省略します)

 

その後は、フロント部を反時計回りに回転していきます。

(イモネジを取ることで回転するようになります)

 

 

こんな感じでフロント部を外せます。

 

 

次にこちらの部分を手かゴム治具を使って反時計回りに回転させていきます。

 

 

そうすると、こんな形で外れます。

 

前玉の後ろ側や絞り羽根にもアクセスできるようになりますね。

カビや油などあれば清掃しましょう。

ちなみに、この絞り羽根を開放にすれば、中玉の方にもアクセスできます。

中玉も汚れやカビがあればクリーニングしてください。

 

ニコン Nikon NIKKOR 85mm F2 Ai-s 後玉の分解方法

それでは、後玉の分解にいきます。

 

前玉を外す時はフォーカスリングを回して鏡胴を最大限伸ばすことをお伝えしましたが、それだと後玉は分解しづらくなります。

後玉が内部に引っ込んでしまって取りづらくなるからです。

 

なので、後玉を分解する場合は、前玉の逆で、フォーカスリングを無限遠(∞マーク)の位置にしてください。

 

これで後玉にアクセスしやすくなります。

 

次にリア側を見るとネジが何個か見えますよね。

これら全部取る必要はありません。

真ん中の方にあるこの黒いパーツを取りたいので、以下赤丸のネジ3つを外せばOKです。

これをやることによって後玉を外しやすくなりますので、必ずやるようにしてください。

ちなみに、このネジを外すにはプラスのドライバーが必要になります。

ドライバーを垂直にして、押しながら回すようにしましょう。

 

最初は回す方に力を入れがちだと思いますが、それだとネジをなめてしまいます。

なので、とにかく押す。これです。

イメージとしては、押す8割、回す2割の力配分です。

 

ネジ3つを外してグレーパーツを手で持ち上げるとこのような形で外れます。

 

後玉を見ると以下赤丸の通り左右に溝があります。

 

ここは固くて手では取れないので、産業用コンパスやラジオペンチを使って外していきます。

こちらの溝にはまるように、産業用コンパスの先を溝にはめます。

 

あとは、こうやって反時計回りに回転させていけばOKです。

ただ、これだともし産業用コンパスの先端を滑らせやすくレンズが傷付けるリスクがあります。

 

なので、レンズ自体を時計回りで回してください。

そうすれば、結果的に反時計回りになり、更に産業用コンパスは固定され滑らしにくくなるのでリスクも軽減します。

ある程度回ったら、更にリスク減らすために手で回すようにしましょう。

これで真ん中に付いていた止め金具が取れます。

 

あとはレンズサッカーの吸盤を使って、レンズを取り外していきましょう。

 

こんな感じで後ろ玉が外れて中玉にもアクセスできるようになります。

 

後玉の裏側や中玉にカビがあれば清掃しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は「ニコン Nikon NIKKOR 85mm F2 Ai-s」の前玉と後玉の分解方法を解説しました。

少しでもお役に立てていたら嬉しいです!

 

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